8月1日(金)
富士登山に行ってきました。
Mixiで3回に渡って書いたものを1回にしたので、長文です。

午前7:15 横浜駅西口天理ビル前集合。
何百人もの人、人、人。高校生がいっぱい。このコらが富士登山に行くハズがない!何ごとかと思ったら、茨城県常陸海浜公園で行われる音楽イベント ロック・イン・ジャパンへ行くコ達でした。バスは一台でなく、10台以上あったかも?他、夏の行楽地、避暑地へ行くツアーバスの待ち人達でいっぱい。

富士山へ行く私達のツアー「クラブツーリズム横浜」の人達だけ、ちょっと違った感じ。だって登山富士山なんだもん、それなりの荷物量と防備。年齢層は高齢者が多いが、30~40代の女性4人グループもいる。

大きなザックを各自バスの下の収納へ入れてから乗車。同行者は職場の4人。名前をここに載せるのは個人のプライバシーに当たるが、書かずには説明できないので、ちょうど20代、30代、40代、50代ひとりづついることだし、20、30、、、と呼ぶことにする。

ほぼ定刻通り横浜7:15出発。さっそく、コンビニで買ってきた朝食おにぎりや、餞別でいただいたお菓子を開け、食べまくる我々。スイスイ進み、次のピックアップ地の町田に 8時頃到着。出発が8:30なので、トイレに行ったりストレッチしたり。

8:30町田出発。町田から乗ってきた人達のほうが圧倒的に多かった。今回のツアーは女性32人、男性10人の42人が参加。一人参加男性が4人、女性2人、夫婦2組だそう。男性添乗員カネダさんが、延々と富士登山の説明を始める。

・カネダさんの他に 現地で登山ガイドさんが付き、ガイド・参加者・カネダさん、の順に登る。

・高山病にかからない歩き方をガイドがするので、それに従うこと。

・酸素が平地の3分の2になるので、高山病に注意。吐き気、頭痛、ねむけ。

・前回のこのツアー(失念したが7/25だったかな?)の時は、8合目まで行ったが、暴風雨のためそこで引き返した。山の天気は変わりやすいし、予報は晴れではないので、今回もそういう可能性がなきにしもあらず。

42人参加したら、だいたい10人は脱落する(山頂まで行けない)だろう。

・とにかくゴミを捨てない。

・富士山に水はない。

・すべて有料トイレ(100円)

・富士山の売店で売られているものは、ふつうの3倍の値段。

・夜、とにかく寒い。今の最高気温は12度、最低気温は6度くらい。
でも、風が冷たいから 体感温度はそれより低い。

・今晩泊まるところは、あくまで「仮眠」を取るところで、ホテルではない。夕飯はレトルトカレーとおかずが一品。翌朝はレトルトご飯とパンとペットボトル一本(350ml)だけ、期待してはいけない。

など、かなりの脅し文句を並べられる。ソレを真剣に聞きつつも、我々はおにぎりやサンドイッチやお菓子を食べ続ける。

ちなみに、富士山は今年は7/1~8/22しか一般は登れません。毎年こんな時期です。
まさか年中登れると思ってた人、いませんよね?

五合目(2,305m)までは、それ以前・以降でも行けます。
富士山の高さは3,776mなのに、なぜ、五合目が2,305mなのか?
それは私に聞くな!(笑)自分で調べい!

あ、なぜ富士山に登ろうとしたかですが、
以前から「いつか登りたい!」と思っていたからです。
そのチャンスは9年くらい前に一度あり、今回のようにバスツアーではなく、友人と5人の個人計画だったので、早朝から私はおにぎりを15~20個くらい作って楽しみにしてました。しかし、天気は雨、予報ではだんだん悪くなりそう、、、、案の定、中止に。もしかして台風だったかも。忘れた。
おにぎりの行方は、、、、、少しづつ私の胃へ消えて行きました。

それからは周囲に、行きたいという人も現れず、一人で行く気にもなれず。
今年になって、職場でなんとなく「富士山に登りたいねぇ」と漏らしたら、それに同意する人達が現れて、今回に至ったのでした。

いろんな旅行会社が富士登山ツアーを出していて、新宿発&新宿着なら登山可能期間中 毎日のようにあります。横浜発があった!と思っても、復路が新宿着だったり。ぐったり疲れて帰ってきて、でっかい登山ザックを持って、ラッシュ時の新宿→横浜に帰る気力も体力もあるワケありません。
で、探したら、だいぶ高いけど、クラブツーリズムの横浜発&横浜着があったのでソレにしたのです。

話を戻して、

八王子から中央道に入り、談合坂SA。ツアーだとバスの時間が決められていて、ほとんど何も買えないのが残念。富士急ハイランドの真横、河口湖ICで下車。道路が空いていてあっという間だった。

富士スバルラインを通り、五合目。11:15頃だったかな。
富士登頂には4つのルートがあるけど、富士吉田口の河口湖ルートが一番大規模。各地からのバスがじゃんじゃん到着するし、お店もたくさん。
カネダさんが、集合時間は11:55、ガイドさんと合流し、いよいよ登山開始とアナウンス。
さて、11:55まで30分少しある。何をしよう?まずはトイレ

大きな売店の地下にトイレがあった。やはり有料100円
「毎日トラック一台25,000円かけて~~するので、一人100円お願いします」みたいな貼紙。
~~の部分は忘れてしまった、マジに。適当にご想像ください。
たぶん、“大小”をトラックで運んで山を降りるのに、みたいな感じだった。
ココより上のトイレの“大小”は、今年(7/1)から稼働させたバイオトイレで処理だそうです。

私がそこで入ったのは和式。流すボタンを押したが、変化なし。
こういう時、あわてませんか?
げげっ流れない。コレで落ち着いていられるのは、よほどの大物。

もう一度ボタンを押す。なんとなく泡がしゅるしゅる。。。。

そう、目の前に書いてある紙をよく読んだら(暗いのでなかなか読めない)「富士山に水はありません。泡で流します」みたいなことが書いてありました。
「“大”の時はどうするのだろう?」と50に聞いたら(50代の職場友人というイミです)「もうそれは、そこめがけて出すしかないんじゃない」とのことでした。

売店を見て帰りのお土産を物色。
五合目広場は、友達を探すのも困難極めるくらい、人でいっぱい。
11:55、今回のガイドさん(男性)から挨拶と富士登山の注意事項の説明。

・高山病にならないために、ゆっくりゆっくり歩く。いらいらする人もいるかもしれないが、普段のペースで歩いたら間違いなく高山病になる。命にかかわりはしないが、下山しない限りすぐには治らない。団体行動で時間が決められているので、慣れるのを待っていられない。気分の悪い人は、必ず言うこと。 8合目以上は引き返せなくなる。目安としては30~40分歩いて、5~15分休憩。

・体力に自信のない人、登山が初めての人は、私(ガイド)の後ろを歩いて欲しい。ペースがあわせやすいから。
体力に自信のある人は後ろ、そしてカネダさんがその後。
なぜなら「休憩とりま~す」と声をかけて、歩くのを止めても、後ろまで止まるのに時間がかかるので、後方部隊だと休憩時間が短くなるし、前方部隊のリズムが後ろに影響するので、止まったり進んだりでペースが難しいから。

酸素スプレー、酸素缶は使わないで欲しい。なぜならせっかくゆっくり時間をかけて、身体を慣らしてきたのが元の木阿弥になる。ゼロに戻る。酸素缶を使うのは、いよいよという時だけ。それは、もう登れなくなって、脱落する時には使ってよし。

・「山梨県、河口湖、富士スバルライン」この単語を何度も復唱させられる。
万一、グループから離脱してしまい、わからなくなったら、この3つの単語を思い出し、この方向へ向かうこと。間違っても、静岡側にはいかないこと。探すのが困難になるから。

そして、いよいよ登山入り口へ!
私達は無事山頂まで行き、ご来光を見れたでしょうか?
何人登頂できたか?



五合目の富士登り口広場(私がそう呼んでいるだけ)は、まるで東京ディズニーランド並みの大混雑。仮眠して、ご来光を見る人達はだいたいこの時間(正午前後)に出発するのだ。

五合目 海抜2,305m。
いきなり、富士登山入り口写真。さあ、ここから始まる!

fuji1


fuji2.jpg


こうやって、他の団体さんも、そうでない個人の方々もゾロゾロと歩いていく。

最初の3キロくらいは、普通の山みたいに木に囲まれています。

fuji3.jpg

突然の霧、心配になってくる。

fuji9.jpg

落石や土が落ちてこないように、こうやって塀みたいなのがしてある。
下から見ると、まるで万里の長城みたいに見えるんだな、コレが。

fuji5.jpg

地面はこんな感じ。

fuji6.jpg

それがだんだん大きな石(ロック)になってくる。
写真の一番後ろは、同行の20代同僚。

fuji7.jpg

横を見るとこんな感じ。富士山登ってます、って感じがモロにする。
みんなこのへんから、長袖シャツを着たりしだした。
登山渋滞、変な格好のまま立ち止まったりするので、筋肉痛の原因に。

fuji8.jpg


八合目が近づくにつれ、だんだん「頭が痛くなってきた!」という人が増える。
ついに半袖Tシャツは私ひとり。八合目少し手前で休憩。ここで寒くなり半袖をあきらめ、
ウィンドブレーカー着用。

八合目 3,100m 我々が仮眠で使った宿。大使館でなく、太子館。
富士山には15くらい宿があるけど、その中でも最大規模で400人収容。

fuji10.jpg

同行の30と50が高山病になる。30は少し頭痛がすると言う。50は顔色も変わり、
ふだんおしゃべりなのに、無言。かなり危険な感じ。

これが、雑魚寝ベッド。

fuji11.jpg

下は板張り、その上にゴザが敷いてある。
【畳2枚分に3人寝る】ような間隔で寝袋が置いてある。

身体の大きい人はどうするんだろう?
男女一緒です!でも、女性→夫婦→男性、という感じで
番頭さんが荷物をさっさと並べていくので、問答無用、選べない。

fuji12.jpg

寒くなってきたので、半袖Tシャツの下に長袖Tシャツを着る。横を見ると、同僚の50(50代という意味ね)の顔色が変わり震えている。ババシャツとブラウスだけで、上から防寒用レインスーツを羽織っている。出発前に着ようと思っていた、私の最後の防寒具であるフリースシャツを貸す。こういう時、フリースは最強。ここから先、私は長袖Tシャツ、半袖Tシャツ、ウィンドブレーカーだけで登ることになるのだ!

夕食のレトルトカレー、ソーセージとサバの塩焼きと富士山饅頭と福神漬け。

fuji13.jpg

写真を見てわかるかもしれませんが、私が写真を撮って、さあ食べるぞ!の時には、もう前に座っているオッサンは食べ終わっていた。仰天!私より食べるのが早い人がいるなんて!

食べ終わった後は、添乗員さんからの説明。

・大勢の人が仮眠に来るので、寝ている最中でも、新たな団体が入ってくる。それを心得ておくように。

・出発は夜10:30。番頭さんが10:15に起こしに行くので、起きたら着替えるヒマなんてない。出発できるよう支度しておくこと。

・周りの人に迷惑かけないために、時計や携帯のアラームは絶対に鳴らさないこと。

・山頂到着は午前4時予定。

・今晩、下のほうでは花火大会をやるので、見たい人は見てください。山から見下ろす花火もかわっててイイもんです。ただし、線香花火なみの小ささに見えます。

寝床に戻る時に、番頭さんから、ペットボトルの水(350ml)、薄い食パン2枚の間にイチゴジャムが塗ってあるやつ、レトルトのトリ釜めし とプラスチックスプーンを受け取る。

食べた後、消灯。午後7時前でっせ!
こんな時間に寝られるか?
持参していた温度計を見たら18度。

顔も歯も洗わず寝る。できます?
すごい気持ち悪い。

メイク落としコットンや、おしぼりウェッティーをたくさん持っていっていたので使用。
まさに、こういう時に使うためのものですな。

こういう時のために「耳栓」も持っていっていたので着用。
10分たっても眠れないので、入民剤を飲むとすぐ眠れた。寝袋はあったかい。



目が覚めたら10時(夜!)、同僚はもう起きている。3時間ちょっとの仮眠だったけど、レム睡眠、ノンレム睡眠などの90分の倍数の3時間なので、眠たいという感じはない。しかし、まだ「今日」なのだ(笑)

夜10:30、ヘッドライトを点灯させ出発。もちろんマイ・ヘッドライト。

吉田口八合目(3250m)。え?さっきの八合目とどう違うの?9合目じゃないの?(;_;)とガッカリ。
寒い寒い。手袋もただの軍手だから寒いよう。左手が痺れてきた。
5本指なのに、薬指と小指がくっついている感覚。

fuji14.jpg

9合目のレストハウスで休憩、あったか~~~い。
ココアや豚汁を飲む人もいる。これがメニュー、高いでしょう?
でも、ここまで運ぶことを考えたら、これくらいの値段は当然なのだ。
写真には撮ってないけど、カップ麺(しかも韓国製の)600円、バナナ1本200円だったかな、300円だったかも?チョコバー200円そのくらいします。地上の3~4倍です。

fuji15.jpg

fuji16.jpg

腹ペコだったので、宿でもらった、薄い食パン2枚にイチゴジャムが塗ってあるやつを食べる。
美味しい!食パンにジャム塗っただけなのに、こんなに美味しいとは(;_;)
みんなが「それは朝食じゃないの!?」と言ったけど、
だって、寝て起きた後だから『朝食』だもん!
ここで食べておいたことで私は後で「あの時 食べておいたのは
大変賢い判断だった」と痛感することになる。

添乗員さんが「ここでリタイアする人いませんか?皆さん大丈夫ですか?太子館に戻れば無料で下山までいさせてもらますが、ここより上(あと2つ宿がある)だと、5000円かかりますよ」

なんせ、バスの中で「42人なら10人は挫折する」と予言されているのだ。

10分くらい歩いた「御来光館」の前で、また添乗員が「これが本当に最後の宿、この先はトイレもないし、絶対に引き返せません」と念押し。

不思議なことに、私はまったく高山病の気配すらなし。
ただ、寒いだけ。疲れも筋肉痛も今のところはない。


ツアー参加者42人全員が行くことになった。

私は同僚に聞いた。
私:みんな大丈夫?行ける?
30:50さんがね、さっき途中で二度吐いてたの、何も出なかったらしいけど。
私:50さん、大丈夫?
50:だって、行くしかないでしょう?

まさにその通り。もう行くしかないのだ!

もう引き返せない9合目。
ここから頂上の3776mまでは、海抜は180mほど。
言われていた通り、風が強くなる。暴風雨だったら、もう絶対登れない!
7/25のツアーが断念したのも当然だろう。

50にフリースを貸したので、長短半袖Tシャツの上にウィンドブレーカーだけの私は、もう歯の根がガチガチがいうくらい寒い!フリースさえあれば、真冬の自転車通勤スタイルと同じなので、がまんもできるだろうけど。

暑くて眠れない!と思ったのは、いつのことだったか?昨日だろう!と
自分でツッコミを入れる。暑さを思い出して、寒さをがまんする。

道は【ファイト一発】のような岩場が続いたり、石ころ道だったり。
狭いところで1人、広いところでも3人並んでいっぱい、くらいの道幅。
前の人がひっくりかえったら、自分も巻き添えになるので、ある程度の
距離をおく。人間渋滞でのろのろ。
疲れる要素、満載。

上を見上げると、街灯があるの?と見間違えるくらい明るい。
よーく見てみると、それは、登山者のヘッドライトなのだ。
下を見ても、登山者が続いている。人人人の列。
みんなが富士山頂上を目指している、と思うとジ~~~ンときた。

空を見ると、満天の星空。
ああ、雲がない。

だいぶ前、大量の獅子座流星群が来ると言われた年に、横浜だけど、友達と公園に毛布を持って見に行ったことがあって、3時間で100個以上の「あっという間の、まばたきより短い流れ星」を見たことがあるけど、そんなの比べ物にならない!視野の3分の1を流れるくらい、長いやつを見ました。感動 (;_;)

途中で何度か10分くらいの休憩。狭い道を山側によって、追い越す人のために道をあけるので、落ち着かない。あの時、ジャムパンを食べておいてよかつた(;_;) とてもパンが食べるような状況じゃないもん。

あとどのくらいだろ?
夜10:30に出発して、4時間30分くらいって言ってたけど。

暗い中、ヘッドライトで照らし、餞別でもらった「チーかま」(チーズかまぼこ)を1本食べる。こんなところで チーかまを食べる人も少ないと思う。

また上を見る、まだまだ上の方にヘッドライトの列が見える。
あ~、まだまだなんだ。御来光時間に間に合うのかな?
ガイドさんは「渋滞で万一間に合わなくても、8合目以上ならば見えます。山頂で見えなくても8合目で見える時もあるし、8合目で見えなくて山頂じゃないと見えない時もある」と言っていた。いい天気そうだし、間に合わなくても大丈夫だろう、と少し安心。

登山者全員が沈黙の世界。
ガイドさんが「ここで最後の休憩です。もう次の休憩はありません。あと40分くらいで頂上です。この先は皆がバラバラになっていくと思いますが、山頂の山口屋本館の前に5:10に集合ですよ、いいですね!」

どんどん進む人と、遅れる人がまざるので、団体客でも はぐれる可能性大とは聞いていた。私も前後にいた同僚3人とはぐれてバラバラになった。

時計を見たら、3:45。鳥居をくぐった。もうすぐなはず!

fuji17.jpg

もう上はない、狛犬がお出迎え。

fuji18.jpg

2日午前4:10到着。
やった~~~~~~~~~!着いたあ!

知らない人達とハイタッチ。
まだ暗い。そしてめちゃくちゃ寒い。
温度計を見たら7度。でも、風が強いので体感温度はそれより5度は低いと言われている。ということは 2度くらいか。温度計を持っている人なんていないから、証拠写真を撮らせてくれと言う人もいた。ぜんぜん知らない人達と歓談。

fuji19.jpg

同僚達がバラバラに到着。
心配していた50さんも、死にそうな顔をしながら登頂だ。
山頂まで間に合わなかった人が下にたくさん見える。
その人達は、その場でしゃがんで御来光を待っている。

だんだん明るくなってくる。
ここでふと気がつく。

ふだんカメラで、太陽を撮ることなんてない。
何モードで撮ればいいのか?
しかも 私のデジカメは先月買い直したばかりで、まだよくわからないやつ。
いろいろボタンを押しまくり、なんとなく明るくなってきた空を試し撮りしまくる。
これでいいかなと思われるモードを見つけ、待機。

前に座っていた男の人は、携帯カメラで今まで撮りすぎていて、充電がほとんどなくなり
「あと1枚くらいしか撮れないから一発勝負(泣)」と言っていた。

水平線にちょっと雲がかかっているけど、4:45くらいだったかな。
きた~~~~~~~~!太陽の登場です!
雲がじゃまだけど、見れました。寒くてなかなかシャッターが押せない。
眼下には、右が山中湖、左が河口湖。
飛行機に乗れば、こういう風景を見られるけど、自分の足で登って見るのは格別。

fuji21.jpg

太陽が登るなんて、何百年、何千年も前から毎日繰り返されてきたこと。
それが、こんなに感動的だなんて!

上を見ても、空しかない。
もうコレ以上、上はないのだ!
富士山って、はげ山だから、周りに何もなくてすっごくわかりやすい。
トップ・オブ・ジャパン!

fuji22.jpg

北を見れば、南アルプスや八ヶ岳や、、、、、忘れた。

fuji23.jpg

あっちから見る富士山も素晴らしいだろうな。

ご来光を見る人々。上のほうのボケてる写真と同じ場所を撮影。

fuji24.jpg

山頂の神社は超満員。

fuji25.jpg

いやげもの、でなく、みやげもの。

fuji26.jpg

fuji27.jpg

富士火口
何だかよくわからないだろうけど、白いのは雪。冬のがまだ残ってる。
こう見えても、底まで深さ200mです。
手前の石は小さく見えるけど、ものすごく大きい。

fuji29.jpg

↑この火口のむこうに測候所がある。
望遠で撮ったから大きく見えるけど、遠い。

fuji28.jpg

人が多すぎ、寒すぎで、写真を撮る気にもなれず。。。。

富士山の山頂部分を一周することをお鉢巡り(おはちめぐり)といいます。
今回のツアーでは含まれていなかったけど、平均的な脚力で1時間半くらいかかるそうで、強風などの悪天候の場合は中止すべきだそう。外側は崖、内側は火口なので、どっちに飛ばされてもアウト。
ロープが張ってあるのに それを無視する観光客、濃霧でロープが見えない時、火口に落ちて亡くなってます。ネットで「富士山 死亡原因」と検索したら、毎年のように亡くなってますね。

火口に落ちて死んだらどうなるのか?
遺体回収はどうやってするの?クレーンなんかないよ。
ほったらかし?
毎年落ち亡くなる人、いるんだよ。

そろそろ集合時間の5:10。
達成感の後は、お腹がすいてきた。
宿でもらった、レトルト、丸ちゃんの「とり釜めし」があったことを思い出し、集合時間直前に、
立ったまま(座るとこない)先割れスプーンで食べる。冷たいけど腹ぺこだからおいしーい!

下山。
ひたすらジグザグ道を歩く。歩いては曲がり歩いては曲がる。

fuji31.jpg

雨が降った後だから、これでも砂埃はすくないほうとのこと。

fuji30.jpg

あ~~~、スキーで降りたいよう!

地面はこんな感じ。

fuji34.jpg

この後、石がものすごく多く、歩きにくくなっていく。

カカトから着くようにと 歩き方を教わり、いくら注意して歩いても
ズルッ、おっとっと と滑りそうになること、50回以上。
尻もちつくこと、2回。

登りと違って、道幅も広いので、ツアー参加者は別として、個人で来ている人達がどんどん後ろから来て追い抜いていく。その人達も、ズルッ、おっとっと、、、、を繰り返している。

「富士登山は下りる時が大変」と登った人 全員から聞いていたが、
これほどツライとは、、、、、

ズルッ、おっとっとは疲れる。
足元を注意しながら歩くのは疲れる。

できるだけ山側を歩かなくてはならない。
崖側を歩いて落石でもしたら、下のほうで大事故になるのだ。
それで死ぬ人も毎年いる。

登る時は、ゆっくりだし、景色も変わるし、道も砂や小石や岩場などバリエーションにとんでいて飽きない。でも、下りる時は、ずっと同じ道。ぜんぜん変化がない。
身体に今までの疲労がどっと出てくるし、気温もどんどん上がってくるし、陽差しも強くジリジリする。

右足親指裏にマメができて、つぶれたのがわかった(;_;)
30も同じところにマメができたと言っている。

マスク、ストック、サングラスは必須。
私はサングラスしか持って来ていなかった。

中編で書くのを忘れたが、5~7合目の間は、馬で登り下りもできる。
ただし、12,000円は取られるとの事。道産子みたいな大きな馬で足もぶっとい。
登りではほとんど見かけなかったが、下りでは3頭くらい 登っていくのを見た。
ということは下りでダウンした人がいる、ってこと。

下りでも40分に一度くらい 端によって休憩。
馬で降りていく人を、うらやましく見つめる大勢のひとたち。
乗っている人は、どうだ!うらやましいだろ!という感じにも見えるし、もう歩けないんですぅ、
と情けなくも見える。

馬は当然 落とし物をしていく。すごく巨大で5~6キロはありそう。
写真は、、、人が多すぎたのでさすがに撮らなかった。

もう、ガタガタ道の下り坂なんて大嫌い!イヤだ!
でも歩くしかないのだ!

禿げ山の砂道じゃ、まだまだなのだ。
普通の山みたいに木の生えた景色にならないと、終わり(5合目)じゃない。
でも、確実に一歩づつ下山していく。

駐馬場だ!ここまで来たらもうすぐ!

横切る時、馬のおじさんの「カツマサを置いておけばよかったなー」という声が聞こえた。
カツマサってのは馬の名前で、カツマサのほうが適している仕事がきたのかも(体重の重い人なのか、遠いとこなのか、それはわからない)しれない。残っている馬は、カツマサより劣るのだ、と思いながら通過。

やっと、普通の山みたいに両脇が木々になる。
安全指導センター脇で最後の休憩。

私の残り水1リットル。
ぢつは、私は水を4リットル持って来ていて、自分でも飲んだが、山小屋や下山途中に仲間にわけてあげたのです。でも、まだ1リットル残っていたので、そこで飲み干しました。もうトイレの心配もないし。皆のザックの中からは、ぐちゃぐちゃの形のジャム食パンと、鳥釜飯が出てきた。

4リットルを持って、しかもストックなしで、登り下り。
「罰ゲームみたい!」って言われた。
でも私にとってみれば、たいしたことではない。
寒さと足の疲れのほうがイヤだった。

下山にかかること5時間。

中編の最初に載せた写真の門を通り、ゴールなのでした。
ツアー客42人、ひとりの脱落者もなし。
途中で「10人脱落するんだから、あの人とあの人だろうな」と目星をつけている人はいた。
後で同僚に聞いたら、みんなそう思っていたそうだ。

20人以下のツアーなら、全員いける時もあるけど、大所帯で一人も脱落しなかったのは、
4年ぶりだそう。


・気象条件が良いこと
・参加者全員の体調が良いこと
・参加者の中に自分勝手な人がいないこと
・ガイドと添乗員との相性


これが条件でしょう。どれが欠けても成功しない。
私は本当にラッキー。42人とガイドさんと添乗員さんに拍手。

ガイドさんが最後に言った言葉。

富士山に登らないバカ。
二度登るバカ。


ということで、一度登った人が一番かしこいみたいです。

富士山頂 登山証明書

fuji40


5合目の五合園で買った「富士山メロンパン」

fuji32.jpg

富士のチーズクグロフ(濃厚チーズのお菓子)
ザックの中に入れていたので、ボロボロ。

fuji33.jpg

富士山四季せんべい(写真撮り忘れたので、ネットで拝借)
雪の部分が砂糖、青のり、唐辛子…で四季を表している

fuji36.jpg

バスに乗ると、もうみんな爆睡。
1時間後に、河口湖の温泉「天水」に到着。
すごい立派なところ、ここで各自昼食もとる。
写真は天水のホームページより。
もう、参加者みんなが、待ってました!とばかりにお風呂に突入。
しあわせ~。室内の風呂は暑かったけど、露天は最高!

fuji37.jpg

復路もすいすいと進み、町田→横浜と無事到着したのでした。
で、横浜駅ビルの不二家でお茶して帰宅。


思ったこと:

・富士山をなめてかかってはイケナイ。相手は日本一、こっちは凡人。

・下山がかなーりきつい。

・ヒザが悪い人はやめといたほうがいいかも。

・スキーをしたことがある人、好きな人なら大丈夫。

吹雪の中、方向がわからず、不安になりながら滑降することと、ちょっと似てます。
富士登山は一人じゃないけど、真っ暗で沈黙なので、一人に近い。

トイレ
前編にも書きましたが、全トイレ有料。
仮眠した山小屋のは、一度100円払ったら、二度目からは払わないでOK。

今年7月からは「バイオトイレ」らしいです。

くみ取り式や水洗式などに代わる新しいタイプのトイレ。おがくずや土などを入れた処理層にし尿を通し、微生物で水と有機物に分解する。富士山7合目では、処理層にスギチップを利用。分解後の有機物は気体として放出され、水分は水洗用の水に循環利用している。97年の設置以前は、し尿を焼却処理していた。

、、、ですが、屎尿だけしか処理できないため、紙はダメ。
なので、ふいたら、横にあるゴミ箱に紙を捨てる。
だから、臭いがする。
ま、そこが問題ですね。


富士山に登ったら人生観が変わる、と言う人がいるけど、それは
精神面でいうのなら、引き返せない状況をクリアしたから。
引き返したら、脱落したら、下山コースを変えて、その人がいる山小屋に戻らなければならず、
他の人に迷惑がかかる。

体力的にいえば、富士山に登って下りたあの疲労、辛さを耐えたのだから、
この先、どんなことがあっても体力面でがんばれる。

こういう意味だと思います。
本当は、もっともっと深い自然とは何ぞや?人間とは何ぞや?
を感じるんだろうけど。

「いつかは富士山に登ってみたい」という日本人、多いそうです。
私もそうだった。
そういう人は、一日も一刻も早く登ってください!

富士登山は50~60代が圧倒的に多いそうですが、
ちょっとでも若いうちがいいです(笑)
持って行ったほうがいいもの、アドバイスしますよ!

もう一度登ってみたいか?と聞かれたけど、翌日までは「絶対にイヤ!」でした。
でも、今は、登ってもいいけど、下山がイヤ、かな。
カツマサに乗るか?(それでも7合目はでは自力で下りないとだめ)

来年になったら、また登ってもいいかな?になるのかもしれない。

今回、一歩一歩のすごさがわかりました。
自分の足で、はしょらず、一歩一歩かけて登ったんだな~と、
これから富士山を見るたびに思うでしょう。
スポンサーサイト
コメント
素晴らしい行動力と文章力
旅館の風呂入りたくなった!(←そっちかよ)
2008/08/12(Tue) 00:50 | URL | ミート | 【編集
★ミートさん
金はないが行動力はある私(笑)
登山後の温泉は最高だったよ!
2008/08/12(Tue) 19:31 | URL | Mamiko☆ | 【編集
これが悪名高きクラブツーリズムですか。
確かにちんたらゾロゾロ邪魔そうだ。
参考になりました。
2016/08/01(Mon) 12:20 | URL |  | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可